ヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂は、ジュール・アルドゥアン=マンサールの考案によるもので、ベルサイユ宮殿の中では一番後回しの建築となり、1710年にやっと完成しました。ルイ14世は信仰心があまり深くなかったようで、宮殿の建設を始めてしばらくは、礼拝堂の建設に興味を示さなかったそうです。しかし、王妃マリア・テレサを亡くした後に結婚した信心深いマントノン夫人の影響で、1869年についに礼拝堂の建設を決めたということです。
この礼拝堂、見学コースでは最初に見るようになっています。柱はコリント様式で、正面に見えるのがパイプオルガンです。