「La vilaine LuLu(おてんばルル)」

 先日、訪れたイヴ・サンローラン大回顧展。

 美しい彼の手掛けたオートクチュールや、プレタポルテのドレスの数々。

 その中で、目に留まったのが、彼が創作した最初で唯一の絵本「La vilaine LuLu」。

 この絵本、1956年に、イヴ・サンローランがまだ、クリスチャン・ディオールで働いていた、当時20歳のときにか描かれたものだそうです。

 そして、会場のスクリーンでは、音声が聴けるヘッドフォンとともに、「La vilaine LuLu」のアニメーションを楽しむこともできました。

 そして、その毒のあるエスプリに、すごーく魅かれてしまいました。

 実は、私、この絵本のこと、全然知らなかったのです。

 でも、日本では、2009年に、TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)でアニメ「おてんばルル」として、放送されてたんですね。

 詳しくは、おてんばルルのオフィシャルサイトをみてみてね。

 また、会場には、フランス語原書版とともに、日本語版「おてんばルル」も展示されていました。


 会場を出てから、プチ・パレ内の本屋さんに寄ったのですが、たくさんのイヴ・サンローランに関する本が並べられている中、「La vilaine LuLu」もありました。

「La vilaine LuLu」
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 キュートでおしゃまなルルが巻き起こすあれこれは、かわいいだけでない、毒のあるエスプリの効いていて、けっして子ども向きの絵本ではありません。(というか読ませてはいけません。)

 彼女は、自分のほしいもののためには、感情のまま平気で犯罪までしてしまうのです。

 ナルシストで恋愛に生きてるルル。

 子供には読ませれない、良識のある大人の読み物なのですが、日本の公式ホームページによると、この絵本の日本語版が、「全国学校図書館協議会選定図書受賞」となっているのですが、本当でしょうか?

 なぜなら、フランスでは、この本、内容がスキャンダルだ、ぺドフィル擁護だ、幼児のポルノグラフィだなどと、さんざん、こきおろされているのです。

 アマゾン・フランスの読者の評価は、ひとつ星だらけ。

 日本のアマゾンの翻訳版の読者は、みんな五つ星をつけて、絶賛しているのに、その認識の違いはなんのでしょうか?

 日本文化のほうが、こういったシュールで猟奇的なエスプリに理解があるのかもしれませんね。


 こちらが、本の中身。
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 プチ・パレ内の本屋さんには、こんな大きなパネルも展示してありました。
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 こちらは、アマゾン・ジャパンで紹介されている日本語版。
 全てのコメントが最高の五つ星。
 残念ながら、現在、新品は取り扱ってないようですが、マーケットプレイスで中古なら購入できます。
おてんばルル ハードカバー版

 こちらは、ソフトカバー版。
 これなら、まだ在庫があるようです。
ソフトカバー版 おてんばルル

 参考までに、アマゾン・フランスの原書版「おてんばルル」。
 フランス語が読める人は、コメントを読んでみて。
 La vilaine Lulu


おてんばルルのオフィシャルサイト(日本語)
http://www.otenbalulu.com/


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